プランター栽培において、どんな問題に対してどんな対応をしたかをメモした記事です。
専門家としての知見は一切ありません、経験の蓄積のためです。
記事の内容を活用する場合は自己責任でお願いします。ご注意ください。
随時加筆していきます。
どんな土を入れれば良いのか
株の大きさや根の量によって選ぶ土が変わってきます。簡単に分けると「根が育っていない若い株」と「成長が安定してきた株」になると思います。
両者の違いは根の張り方の違いです。挿木をしたばかりや、最初の鉢増しをして間もない株には特に注意が必要です。
〜若い株の場合〜
最初の頃は根の量が少ないので、鹿沼土などのゴロゴロしていて水捌けの良い土を選ぶのが無難です。
根の量が少ないということは、吸水量も少なくて、土が乾きにくいということになります。
湿ったままの土にずっと植えておくと、根腐れをおこして枯れてしまうことが多くあります。
それを回避するために、何もしなくても水が流れていってカビが繁殖しやすい水溜りがないような土を用いるのが理想です。
多少定期的な水やりが必要になりますが、常に新鮮な水を与えることにより、カビや雑菌の繁殖を抑制する効果が期待できます。
〜成長した株の場合〜
株自体が成長すると、その成長に伴って根の量も増えます。
そのため、土から吸収する水の量も増えるので、多少水を多めにあげたとしてもすぐに根腐れしてしまうような状況にはなりにくくなってきます。
そのため、若い株の時と同じように、水捌けの良い土を使っていると、毎日水やりをしたり、天気の良い日には1日で何回も水やりをしたりしないといけなくなってしまいます。
そうなると根腐れの危険性は減ってきましたが、今度は水不足で枯れてしまう可能性が出てくることになるので、ある程度水持ちする土を使うことが良いと思います。
ホームセンターなどで売っている培養土であれば水持ちと水捌けのバランスが良くなるようにブレンドしているものが多いので、大体どんなものを選んでも大丈夫でしょう。
湿潤と乾燥を繰り返す方が徒長せずに根も丈夫に育つと言われていますが、それで世話が苦行になっても本末転倒なので、自動吸水機能のあるプランターを使うのが良さそうです。
このプランターを使えば、給水の手間が激減すると思います。
2022年の夏は20Lのプランターで3日に1回の頻度で1L程散水して栽培していました。
5Lも貯水できるこのプランターであれば単純計算で2週間ほど放置できる計算になります。
2023年の長期休みはこれを使う予定なので、ゆったり休むことができそう!
土と穂木の間からモヤモヤとしたカビが生じる
あまりにもカビが多いと土に問題がありそうですが、少量であれば気にしなくても大丈夫でした。今でも無事に育っています。
カビの胞子は空気中に漂っているので、穂木が腐っていなければ問題なく成長していきます。
ここで変に動かしたり、薬剤を与えることの方が枯れてしまうきっかけになる気がします。
カビが生じるのは用土がやや加湿気味になっているか、湿度が高いのが原因かもしれませんので風通しの良い場所に移動するか、扇風機などで空気を回すと改善するかもしれません。
水やりの頻度はどのくらいが適切なのか
基本的には土の中がうっすらと乾くまでは水を与える必要はありません。
よく土の表面が乾いたからと水を与える場合が多いですが、土の中はまだ湿っている状態なので、水浸し状態になり根腐れしてしまう可能性が上がります。
何日に1回と機械的に与えるのではなく、土の表面を少し掘ってみて、湿度が少なくなっていたら上げる程度で大丈夫です。
常に濡れていないと枯れてしまうようなら、そもそも自然界を生き抜いてこれていません。過保護になりすぎない方がかえってよく育つことになります。
植え替えたら成長が止まった!
植え替えすると成長が止まることがあります。
6月1日に植えた『Green Greek』の苗は、葉の数が4枚のまま3週間全く動きがありませんでした。
LEDで光を当てているのに全く成長が見られなかったので焦りましたが、6月23日に5枚目が無事出てきました。
この時に意識したのは水や肥料を与えすぎないことです。
新しい環境に順応しようとして弱っている所に、余計な手を加えることで更なるストレスを与えないように注意しました。
根腐れや肥料焼けにならないように程々に放置しながら暖かく見守ってみましょう。
枯れていなければいずれ大きくなるので、信じて待ちましょう!
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