LEDライトの選び方

LED

植物を栽培する時は太陽光で育てればお金もかからずに、効率良く成長させることが可能です。

しかし、日差しが強すぎて葉焼けを起こしてしまったり、曇りや雨で太陽光が遮られてしまったりと環境的な問題がいくつかあります。

その環境的な問題を排除して、効果的に植物を栽培するのがLED栽培の目的です。

植物を室内で栽培するには是非とも欲しいアイテムです!

LEDライトは蛍光灯などに比べると、初期投資はやや高い傾向にありますが、エネルギーの変換効率が高く、少ない電気代で栽培を行うことが可能になっています。

市販のLEDライトには様々な形や出す色が異なる物があり、何を選んで良いのか分かりにくい状態になっています。

・何色のLEDライトを買えばいいの?
・どんな形のものを選べばいいの?

そんな疑問になるべく分かりやすく、LEDライトでの植物栽培歴5年の筆者がまとめてみました。

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何色のLEDライトを買えばいいのか

白色の栽培用のLEDライト以外に、赤と青のLEDを組み合わせて出来た物が販売されています。

一体、何が違うのでしょうか。

結論から言えば、赤と青のLEDライトは植物にとって「特に必要な色だけ」を放出しています。

LEDは電気エネルギーを光エネルギーに変換しているので、利用する上でどうしても電気代がかかります。そのため、植物の成長に大して影響しない光は除いて、省エネで栽培する目的で使われています。

そんな理由で、成長効率やコストを意識する植物工場などでは、この赤と青のLEDライトを使った栽培が行われているということです。

しかし、家庭の環境でこの赤と青のLEDを使って植物栽培をすると、部屋で怪しい研究をしているような雰囲気になったり、植物の色が変に見えるので、葉焼けやハダニなどの異変に気付くのが遅くなったりする可能性があるので注意が必要です。

特にこだわりがなければ、植物を観察しやすいので白色光のLEDライトを購入するのが無難!

また、赤と青以外の色が不要なわけではありません。

ビタミン類の含有量が増えたり、風味の変化があったりと微妙な違いがあるようです。

また、紫外線(UV)を発するLEDが搭載されているとカビや菌の増殖を抑制する効果もあるので、追加効果を期待するのなら、選択肢に入るかもしれません。

どんな形のものを選べばいいのか

次はLEDライトの形について注目してみましょう。

LEDライトには主に電球タイプ、バータイプ、プレートタイプ、ボックスタイプの4種類があります。

それぞれの主な特徴をまとめていくので、自分に合ったLEDライトを探してみてください。

電球タイプ

このタイプはソケットに接続して利用します。

ソケットにはクリップ式やスタンド式などバリエーションが豊富です。

そのため、好きな位置や角度に調節しやすいという利点を持っています。また、コンパクトな商品がほとんどなので場所を選びにくいのも特徴です。

自分の栽培環境に合ったものを選びやすいのが最大のポイント!

水耕栽培以外にも、アクアリウムの照明やトカゲや亀などの爬虫類の飼育の際にも用いられることが多いです。

メリット
・コンパクトで嵩張らない
・位置や角度の調整がしやすい

デメリット
・ソケットを別途購入する可能性あり
・照射面積が比較的狭い

バータイプ

蛍光灯のように棒状のライトです。

照射面積が広いので、一度に複数の植物を育たい場合には重宝します。

棚などに直接取り付けることも可能なので、側面から光を当てるといった工夫次第で色々な使い方ができるでしょう。

中には連結させることで複数のLEDライトを1つのコンセントから使うことが可能な物もあります。

使いやすく、安価な商品も多いので、LEDライトでの栽培初心者にもオススメ!

メリット
・照射できる面積が広い
・設置場所の自由度が高い

デメリット
・長さがあるので、置けるかどうか確認が必要

プレートタイプ

金属製の本体にLEDが埋め込まれているライトで、本体自体が放熱板の役割を果している点が特徴です。

金属板がむき出しになっている構造なので、冷却用のファンなどがついていない商品が多く、軽いので設置した後でも位置の微調整などがしやすいのも強みです。

一方で、冷却ファンのあるボックスタイプよりは出力が控えめになっている商品が多いようです。また、比較的安価な商品が多いため入門用としては最適かもしれません。

軽量だけど中々の光量なので、しっかりとした栽培を始めてみたい人には最適!

メリット
・軽い
・照射できる面積が広い
・光量が十分で、本格的な栽培ができる

デメリット
・吊り下げるのに20〜30cm程度の余裕が必要

ボックスタイプ

多くのLEDを搭載し、冷却用ファンを搭載している物が多く、高出力のためトマトなどの光の要求量が多い植物も十分に育てることが可能なのが特徴です。

光量を細かく調整できたり、同じ商品を並列接続できる機能があったりと機能面で充実した商品が多くなっています。

多少値は張りますが、それに見合う性能を持っています。育てたい植物がはっきりしている上級者向けのLEDライトと言えるでしょう。

目が眩むほどの光量なので直視注意。これから本格的に植物栽培をしていきたい人にオススメ!

(付属のワイヤーを使うので20〜30cm程度天井から吊り下げる必要がある)

メリット
・照射できる面積が広い
・光量は十二分にあり、光の要求量が多い植物でも栽培が可能

デメリット
・重い
・値段が高い
・吊り下げるのに20〜30cm程度の余裕が必要

まとめ:各タイプの性能比較

紹介したタイプの簡単な性能を一覧表にしました。

1万円以下の価格帯ではこんな形に近くなってくると思います。

 光量 照射面積 軽さ  安さ 
電球タイプ
バータイプ
プレートタイプ
ボックスタイプ×

入門編としては価格と性能のバランスが良いプレートタイプがオススメ!

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