イチジクは全体の中の一部分であるコモン系の品種だけでも数え切れないくらいの種類があります。
実の大きさに始まり、実の色、果肉の色、葉の形、収穫時期、成長の傾向、耐寒性など世界中にある樹木なのでその地域ごとに合った品種が存在しています。
果樹なので実を食べるのがメインの楽しみ方ではありますが、特徴的な葉を持つものも多いので観葉植物としても高い存在価値を持っています。
個人的には、葉からココナッツのような甘い匂いがするのもチャームポイントです
私の所有している中から5品種を例に紹介していきます。
果実について
イチジクは果皮が赤、黄、緑、黒など多岐に渡り、果肉の色も品種によって異なります。
まだ勉強しているところですが、「アドリアチック系」と呼ばれるタイプでは果皮は黄〜緑色で果肉が鮮やかな赤色をするといった共通の特徴を持つものもいるようです。
実の大きさや時期、皮の厚さなども千差万別で自分好みの品種を探すだけでも、没頭できると思っています。
2022/11の段階ではイチジクに興味を持ってまだ1年経っていないので、食べたことがある品種は『桝井ドーフィン』、『蓬莱柿』、『Longue d’Aout』、『White Ischia』と少ないですが、品種によって味や風味が全然違うので今から来年が楽しみです。
葉の形や大きさについて
品種の違いでここまで葉の形や大きさが異なります。それぞれを左上から順に紹介していきます。
『White Ischia』は切れ込みが短い扇のような形をした葉を持つのが印象的です。葉が上向きに着くのでサイズの割にはスラっとした見た目になりやすい品種です。
『Mary Lane』は、写真で見るよりも実物はかなりマットな質感であまり光沢がありません。そのため、しっとりと落ち着いた雰囲気を与えるような品種です。
『Col De Dame Noir』は非常に大きい葉を持ち、艶々とした光沢があるので高級感を覚えます。同じ1年生の株の中ではダントツで大きいので、とにかく見栄えが良くインパクトが強い品種です。
『Dalmatie』は切長の葉を持ち、紹介した5種の中では最も特徴的な形をしています。風にサラサラとなびくので、かなり優雅な雰囲気を醸し出す品種です。
『Green Greek』は『Mary Lane』よりも切れ込みが深めで、葉脈がはっきりと見える注くらいの大きさの葉を持つのでバランスが良く、フレッシュさを感じる品種です。
同じイチジクという植物であっても、品種によって樹としての印象が変わってきます。
個性的な葉が観れるので、何品種も持っていても飽きませんね(沼に沈みつつ)
まとめ:理想のイチジクを探す旅はまだ始まったばかりだ!
とにかくイチジクにはさまざまな品種があり、地域によって味や風味が変わると言われています。
海外では微妙な評価の品種でも、日本では好評だったり、その逆もあったりと面白い性質を持った植物です。
葉の大きさや形も、屋外か屋内かで風邪の影響などの良し悪しが変わってきそうです。
自分が好きな見た目の品種、食べててしっくりくる品種など複数の品種を育てる楽しみがあるのがイチジクの面白いところです。
いつか、自分にとっての理想の品種を見つけてみたいと思っています。
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