【イチジク栽培】挿木が失敗した理由【考察】

イチジク

以前の記事『Black Donov』、『Blanche d’Argenteuil』、『Beer’s Black』の各栽培記録を更新しました。

結果としては『Black Donov』だけがカビが生えずに成長を続けており、他の2つは非常に残念ですが上手く育ちませんでした。

何が失敗の原因になったのかを考察していきたいと思います。

もし、これから挿木に挑戦する場合の参考になれば幸いです。

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栽培環境について

『Black Donov』の方が1週間早く手に入ったので、栽培期間が長くなっています。

同じ部屋の中で栽培をおこなっているので、温度や日当たりなどの差はありません。

両方ともハチミツ水に1日つけてから栽培を開始しています。

『Black Donov』はそのまま培養土に土挿しをして、それ以外は水挿しを10日間やってから土に挿しました。

熱湯消毒、多分これが失敗の原因

『Black Donov』の土挿しが調子が良さそうだったので、他の2種も同じ培養土を使うことに。

しかし、培養土を見てみると白い小さな虫(多分トビムシ?)がいました。

害虫ではないので放置しても良いのですが、培養土に卵が混入していることが何となく気分が悪かったので、次の土挿しには熱湯をかけてから使うことにしました。

熱湯処理をした後に、冷却してからポットに土を詰めていったのですが、今から思えばこれが失敗の原因でした。

土を熱湯で水浸しにしたことによって、必要以上に土が水を吸ってしまい加湿の原因になったことが考えられます。

『Black Donov』の時は乾いた培養土を入れてから穂木を挿して、水を全体的にかけています。

ただ上から水をかけただけでは培養土は完全に吸水せず、程々の湿度になったと考えられます。

それに対して、浸水した方は隙間なく水で埋め尽くされ、人間で言うと窒息するような状態で栽培をしてしまった可能性があります。

今回の失敗を振り返って

良かれと思ってやった熱湯処理が裏目に出てしまいました。

ポットに排水用の穴は空いていますが、余剰分が出ていくだけです。

既に大量の水が吸収され、穂木にとって快適ではなく、カビなどにとって最適な環境を作ってしまったのが原因でした。

今回の反省点

乾いた用土に挿してから水を与える(用土事前浸水は禁止)

過湿状態は腐敗のリスクが高いので、乾燥気味に育てた方が良い

そもそもイチジクは強い植物である上に、路地で挿木をする際には放任で管理されているので、水浸しの環境は不適切。

どうしても枯らしたないのは理解できるが、それが逆効果になる可能性を意識する必要がある。

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